ヨガは、瞑想が原点となるもので、ポーズをとって瞑想をするものと思いがちですが、本来の目的は心の安定を目指すことです。
目的をもっと詳しく見ていくと、ヨガの教本「ヨガスートラ」では「ヨガとは心の作用の止滅である」と定義しています。
ヨガを通して、心をコントロールし、安定した状態を目指すまたは保つというのが目的です。
本来の目的は上記の通りですが、ヨガに取り組む人の目的はそれぞれ違います。
心の安定を目指す人もいれば、健康増進やダイエット、筋力強化などの目的で、ヨガを行う人も多いでしょう。
フィジカル面での効果としては、むくみや冷えの解消、免疫力アップ、血流改善でホルモンバランスが整うとされています。
また、柔軟性向上、体幹強化、姿勢改善、スタイルアップ効果も期待できます。このほか、緊張した筋肉を弛緩させることで肉体疲労回復効果があり、副次的にダイエットにも役立つと言われます。
一方のメンタル面での効果としては、ストレスが軽減され、大きなリラックス効果が得られます。これにより、感情をコントロールしやすくなるため、人間関係の改善などにつながります。
気持ちが穏やかになるので、日常的に小さな幸せを感じる機会も増えると思います。ヨガをする習慣があると、セロトニン(幸福ホルモン)の値が高くなることが証明されているんですよ。